原田さんのモンスター本が岩波書店から出るそうです。ポケット版だと「ポケ○ン」ですねー。
Wed Mar 10 16:16:03 JST 1999
伊藤清さんが今年度の京都賞を受けることに内定したそうです。数学では日本人初ですね。 10日ほど前の新聞に載ったとかという話でしたが西山は最近になって知りました。 (1998/6/26)
鈴木通夫さんが先月(1998/5)末頃にお亡くなりになったそうです。ご冥福を祈ります。 (1998/6/12)
旧聞に属するかも知れませんが、 ICM '98 の Lie 群と Lie 環のセッション では Arthur, Bernstein, Cherednik, 脇本先生なんかが招待講演者のようです。また Plenary Talk の方では三輪先生、 Macdonald が講演をします。
(1998/6/6) あーしかしこんなことをしていてはいかん。
パリ(Jussieu)のセミナーの印象を忘れないうちに書いておきます。
Theorie des groupes, representations et applications [Organizers: Harink & Gruson]
西山が喋ったセミナー。西山の前の週は山下さん@北大で3月は日本人月間のようなものでした。5月は Cherednik, Vogan などが講演しているようです。いわゆる「表現論」なのかも知れませんが、かなり集まっている人は雑多です。性格としては「幾何」に近い(特にシンプレクティック幾何)と思いました。とくに Duflo, Vergne は幾何的な研究に没頭している(昔から?)関係もあって学生の人なんかもその傾向が強い。
Vergne は
参加者は他にも Levasseur, Leclerc, Charbonnel, Gerardin といった人達がいました。この他の人は顔と名前が一致してなくってよくわからない (^^;;; そういえば Leclerc はセミナーで小池ー有木の結果の紹介をしていました。自分の結果も話していましたが、そちらには共同研究者として尾角さんの名前が… パリで関係者の名前を見るとうれしいですね。
Seminaire d'Analyse sur les espaces symetriques [Organizers: D. ACHAB et J. FARAUT]
これはセミナーとは少し違っていて Groupes de travail (working group)と呼ばれていました。実態は J. Faraut 氏の周辺の人達の勉強会兼セミナーです。参加者は Hilgert, Achab, Harink, Ducloux, ほかの人たちと Faraut 氏の学生さんたち。人数はあまり多くなかったですね。
(エルミート)対称空間上の正則関数についての話題が多いのは当たり前ですが、3月はちょうど Brylinski-Kostant の極小表現の構成をあつかった長大な論文シリーズの勉強会が行なわれていてタイムリーでした。現在西山もこのシリーズには大変興味を持っています。好運にも
Faraut 氏はもの静かな紳士的態度と、時折見せる鋭い質問とで参加者から深い尊敬を受けていました。
ALGEBRES ENVELOPPANTES [Organizers: A. Joseph, P. Polo, R. Rentschler]
展開環のセミナーというだけあって、非可換代数(幾何)的な表現論の話題が主流です。参加者は数が多く、ときたま部屋から溢れていたようです(もっとも部屋が少し狭かったのですが)。このセミナーで西山は初めて Borho の講演を聞きました。陽気でがっしりした体格は彼の数学ととても良くマッチしていました。
3月には Torasso がこのセミナーで彼流の極小表現の構成についての解説をやっていました(Duke に出た長いやつです)。残念ながら語学力不足で西山はほとんど理解できませんでしたが。極小表現は(少なくともパリでは)注意を集めているようです。
他にも数論のセミナーと Shapira の代数解析のセミナーもありますが西山は出ていませんでした。5月は柏原先生と Gindikin が講演したようです。 (1998/5/27)
そうそう、これを書くのを忘れていましたが、いまパリ第6、7大学の人達の最大の話題は
2カ月ほどパリに行っていました(第7大学)。主に表現論のセミナー(Duflo)と展開環のセミナー(Joseph)、それと対称空間のセミナー(Faraut)に出ていました。整数論のセミナーは都合が悪いことが多く一度出たきりです。
感想は二つほど。一つは
もう一つは研究室も、人も、教室も不足しているにもかかわらず、パリの大学は日本の大学よりもよほど
そうそう計算機の方も数学者はほとんどノータッチでちゃんと管理されてましたしね。もっともこちらの方は問題点もあるようでしたが。(つまり計算機管理で研究の時間が奪われるとか、主に計算機科学の関係者)
他にもパリの人はよほどいいことができないと論文書かないんだなぁとか、大学の食堂の方式とかに感心(?)したりしてました。 ('98/5/18)
この春もかなり人が動いたようです。西山が知っているところでは谷口さんが青山学院大に就職、落合さんが九州へ。宇澤さんが立教に移られました。 また東北の池田さんが岡山理科大に就職したはずですね。 そうそう、京大総合人間学部の方でも行者さんが名古屋に変わられました。
最近は科研費の分担者も学外が多くなっていますから、案外
N島さん、
IAS /Park city Mathematics Institute, July 12 -- August 1, 1998 の案内をもらいました。参加申し込みの〆切は2月15日になっています。お急ぎ下さい。
あまりホームページなどに書いていないようなのですが、講師は
Graduate Summer School: A. Knapp, R. Zierau, K. Vilonen, J. S. Li, D. Voganという顔ぶれになっています。('98/2/4)
Undergraduate Program: R. Howe, W. Barker
Alfredo O. Brega, On the unitary dual of Spin(2n, C), Trans. AMS (to appear). によると新しい special unipotent 表現が見つかったと報告されています。(西山は現在詳細については未確認) Introduction ではユニタリ表現がこれでほとんど決定できそうだと書いてあるけど、それは future work らしい。
この分野では最近進展らしい進展がなかったように思うので、注目に値するかも知れません。また読んだら報告します。 ('98/1/19)
昨日新聞で「フェルマーの定理3」(ぜんじろう)というのを見てNHKを見ようと思っていて忘れてしまった。あれはいったい何なのでしょうか? どなたか知ってる方教えて下さい。
早速さる方に教えていただきました。
予告編を見た人によると、製作者曰く「フェルマーの問題というの は、とても難しくて誰にも解けなかった問題なんです。人生には解 けない問題がいっぱいあるんですよね」ってな具合 (^^;;;要するにフェルマーの問題っていうのは「簡単だけど解くのがとても難しい、でも頑張れば解ける、頑張りましょう」という例の NHK 色豊かな命名だったんですね。 ('98/12/19)
今日第5回の整数論サマースクールの報告集を手に入れました。今回の
先日本屋で「数セミ」を立ち読みしていて知ったのですが、
数理解析研究所の講究録の
来年度の数理解析研究所のプロジェクト研究は
山田さん@北大から次のようなことを知らせていただきました。ありがと>山田さん
('97/11/11)組織委員は柏原,小池,寺田,岡田,山田です.
現時点では,7月21日からの週に国際研究集会, その次の週に引き続きワークショップ,さらに10月 あるいは11月に短期共同を行うことが予定されています.
長期滞在者はアメリカ,ミシガンのJ. Stembridge と フランスの B. Leclerc が決まっています.国際研究集会 には,このほかに Stanley, Benkart, Fomin, Zelevinsky などの名前が挙がっています.
西山はあまり大学院教育にはコミットしていないのですが、今年の夏の大学院入試は京大、東大ともに惨憺たるものだったようです。京大ではご存知のように大学院はA,Bの二コースにわかれていますが、そのうち A コース(博士過程への進学を想定した入学者)の合格者は何と一人でした。東大の方は修士コースの入学者は37名(例年は50名くらい?)。昨年は九州大学の博士過程への進学者が激減したという話を聞きました。
教育の現場にいても(数学科の学生はいざ知らず)数学が嫌い、あるいは
何かが起こりつつあるのか… ご意見をお聞かせ下さい。('97/10/8)
かみさんに言われて気がついたのですが、なんとこの世には
W. Schmid の expository な論文 "discrete series" が 彼のホームページ からダウンロードできますが、 ノートをとったのは Vernon Bolton さん。しかし見なれない名前だなーとか思っていたらどうやらこれは
東京**大学の A さんが12月にご結婚だそうです。おめでとうございます。ちなみに受付は和歌山大学の T さんらしい。(司会となっていたのは誤りでした、ご迷惑をおかけした方々には申し訳ありませんでした。) ('97/8/21)
少し前から気がついてはいたんですが、
K.K. Jensen, Foundations of an equivariant chomology theory of Banach algebras, I, Adv. in Math. 117(1996), 52 -- 146.
からのようです。ちなみにこの前に掲載されている同じ号の論文には年月日が入っていません。またこの論文も慌てたためか(?)日付けが入っていなくて単に February 1993 となっているだけです。ここからいきなり頑張って最近のは 1996 に受付のものが出ているようです。 (1997/7/25)
数理解析研究所講究録「概均質ベクトル空間の研究」が発行されました。毎年定期刊行物みたいになっていますが、良くまとまっていて毎年重宝しています。さて今年はなんと
大阪大学の小川さんから数論のホームページ
整数論のサマースクールに顔を出してきました。俗世間を離れて4日間ほどを楽しみました。 スクールに出て感じたのは
BASIC 数学を眺めていたら何と次号から
秋の学会の総合講演はノーベル経済学賞授賞者に決まったらしいですね。
9月頃に中国で等質空間上の幾何学というタイトルの集会があるそうです。確か Analysis and Geometry on Complex Hmogeneous Spaces and Bounded Domains とかいう原題だったように思いますが、いまいち記憶が定かではない。Faraut, Koranyi といった人たちが講演するようで日本からは金行先生が講演されるそうです。 ('97/6/16)
黒川さんの九州での集中講義について複数の人から似たような質問を受けました。既にインターネットのニュースでも話題になっているとか (^^;;;
詳しいことを知っている人は誰かいますか? ('97/6/9)
生協で立ち読みしてて見つけましたが、
今年の科研費 は制度が劇的に変わったのでフタを開けるまでどうなるかわかりませんでしたねー。 開けてみると
最新号の Publ. RIMS もうご覧になりました? すごいですねー。でも後6ページほど書いてれば大台に乗ったのになぁ。 ('97/4/24)
どんどんおめでたです (^^;; 荒川先生による情報。でもなんか
お二人の入籍は3月3日のひな祭だそうです。結婚式はどうだったのか? ワカラン (^^;; ('97/5/14)
いやーほんとにこういうことって続くんでしょうか? この30日には名古屋のOさん、鳥取のHさんが揃って挙式だそうで(別に二人が結婚するわけではない、念のため)どうもおめでとうございます。Hさんは地上の楽園ハワイイで式をあげるらしい。(鳥取のハワイイではないそうです) ('97/3/27)
岡山理科大の某S氏が結婚されるようです。おめでと。
えっ? S氏じゃわからんって? そりゃまそうですね。ぢゃ、自転車のS氏と言っておきましょう。
('97/3/12)
昨年(1996)夏の整数論サマースクールの報告書が送られてきました。今回のテーマは「Weil 表現」で表現論とも関係が深いです。残部があるのかどうかは知りませんが、 高瀬さん@宮城教育大学 に相談してみると手に入るかも? ('97/3/3)
今日加藤さんの講演を聞いていて「ゼータの化身」の英語訳が判明しました。
更に本日の講演では
明日2月1日より連続4回(毎週土曜日?)
連続4回というのは誤報でした。2回で終ってしまうようです。P.フランクルは司会役でしたね。最初のは P. Erdosh の話でした。 Erdosh # では有名ですねー。第2回は Wiles の話で、こちらは経過を良く見聞きしていたので大変面白かった。志村さんの interview なんかもありました。双曲空間のタイル張りのCGはなかなか良くできていて一つ欲しくなりました。多分ビデオで売られているんでしょうね。どなたかご存知ですか? ('97/2/13)
池田さん@京大の XXXXな写真 を入手しました。(^^;;;
もうご存知だとは思いますが、 志村五郎氏 が立命館の客員教授として4月から6月の3カ月間来日されるようです。(97/1/27)
昨日辰馬先生からお聞きしたところによると数学辞典の記述に誤りを発見されたそうです。具体的には数学辞典の第3版では項目 75C (帰納的極限と射影的極限) の後半部分で位相空間の帰納的極限を定義した後、位相群の帰納的極限はその位相でまた位相群になるという部分。これには反例があるそうです。ただし局所コンパクト群の帰納的極限については問題ないということでした。
辞書に誤りはつきものとはいうものの数学の誤りはちと厄介です。この記述についても「何だか怪しい」とは思われていたようですが、反例がないと反論できないわけで、
この間違い発見の報告は雑誌「数学」に投稿中とのことですので近いうちに皆さんのお手元に詳細が届くことと思います。 ('97/1/23)
今日実函と函数解析の合同シンポジウムの報告集を送っていただきました。表現論では野村さんと松本さんの講演録も含まれています。
その一番後ろに「実函数論・関数解析学合同シンポジウムの開催記録」と題して開催年月日と開催場所がまとめてあります(猪狩さんがまとめたようです)。プログラムなども載っていると面白かったのですが、残念ながらそれは出ていません。
熊原ノート によると第4回(1966年)に辰馬先生が発表したのが表現論では最初になっているようです。
まだ確認してませんが、高橋礼司さんが「数学セミナー」で表現論関係の連載を4月から始めるそうです。連載ものとしては多分表現論は初めて(?)だと思うのですが、
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