明日2月1日より連続4回(毎週土曜日?)
もうご存知だとは思いますが、 志村五郎氏 が立命館の客員教授として4月から6月の3カ月間来日されるようです。(97/1/27)
昨日辰馬先生からお聞きしたところによると数学辞典の記述に誤りを発見されたそうです。具体的には数学辞典の第3版では項目 75C (帰納的極限と射影的極限) の後半部分で位相空間の帰納的極限を定義した後、位相群の帰納的極限はその位相でまた位相群になるという部分。これには反例があるそうです。ただし局所コンパクト群の帰納的極限については問題ないということでした。
辞書に誤りはつきものとはいうものの数学の誤りはちと厄介です。この記述についても「何だか怪しい」とは思われていたようですが、反例がないと反論できないわけで、
この間違い発見の報告は雑誌「数学」に投稿中とのことですので近いうちに皆さんのお手元に詳細が届くことと思います。 ('97/1/23)
今日実函と函数解析の合同シンポジウムの報告集を送っていただきました。表現論では野村さんと松本さんの講演録も含まれています。
その一番後ろに「実函数論・関数解析学合同シンポジウムの開催記録」と題して開催年月日と開催場所がまとめてあります(猪狩さんがまとめたようです)。プログラムなども載っていると面白かったのですが、残念ながらそれは出ていません。
熊原ノート によると第4回(1966年)に辰馬先生が発表したのが表現論では最初になっているようです。
まだ確認してませんが、高橋礼司さんが「数学セミナー」で表現論関係の連載を4月から始めるそうです。連載ものとしては多分表現論は初めて(?)だと思うのですが、
集中講義に来ている某M氏に聞いたところによると
クリスマス前後に京大理学部の数学教室で Kac の3日間飛び石の講演会があります。 この前の週に 数理研でも講演 します。
Zhu ChengBo (朱程波)氏が現在京都に滞在していますが、彼から聞いた話。「dual reductive pair」と一度 Howe の前で言ったら
すでに旧聞に属するかも知れませんけど
おめでと〜。ご本人からこの話題は既に open だという御墨付をいただいてますのでみなさん広めてあげましょう。(^^;;
お住いは変わらず、ということでした。
ちなみに You and I の I は池田さんでした。 You と I が結婚するという意味ではけっしてありません。では You は … ? こっちも別に喋ってもいいんだろうと思うんだけどなぁ。
↑どうやら1月に挙式だそうです。そういえばOさんもご結婚だとか。おめでとうございます。('96/12/19)
佐藤文広先生の書評が最新号の「学燈」に出ています。数学とは関係ない雑誌なので見逃されている方がいるかも知れません。 ('96/11/10)
H. Rubenthaler 氏が先日京都を訪問されました。彼の漢字名が判明しました。(^^;;
竜勉多玲留 と読めますね。
シュプリンガーから広中平祐氏の特異点解消の本が刊行されるようです。近刊になっていますが、いつ頃出るんでしょ?他にも石井志保子さん、成木勇夫さん、加藤和也さんといった人たちの本がリストアップされています。また関口次郎さんの訳でクラインの本も刊行予定らしい。どれも面白そうで期待しています。情報源は Mathematica ニュースの広告です。('96/10/31)
名古屋の岡田さんから1月の米国での集会の予定を見せてもらいました。それによると期間は1月の24、25、26の3日間、 Howe が3回の講演をする他、Kostant, Wallach といった人も話をするようです。
他にも寺田さん、小池さんから来年の7月(19日頃?)にウィーンで組合せ論の研究集会があるとの情報を教えていただきました。また、1997年は7月にカナダで表現論関係の集会が、ヨーロッパでは8月末に対称空間上の解析の集会があるようです。国内、国外ともに集会の多い年になりそうですね。('96/10/28)
いまさらとかいわれそうですが、 多元環・可換環論のホームページにアクセスしてみました。第6回表現論シンポジウムなんていうのもあって、ほとんど身内ですね。ちなみに12月のシンポジウムでは谷崎さんとか兼田さんが話されるようです。今年から環論シンポジウムも「環論および表現論シンポジウム」に変わったようですね。一度アクセスしてみてはいかがでしょう?
今年の 京都賞 はなんと・あの・
先週の火曜日、10月8日に平井先生の還暦記念の講演会とお祝いの会がありました(講演会は翌日9日までありました)。お呼びしたのは直接師弟関係のあった方とごく身近な方だけ。出席したかったのにご案内を差し上げなかった方、どうもごめんなさい。講演会、お祝いの会とも楽しく開催できたように思います。
この機会に現在までの 平井先生の論文 を少しまとめてみました。完全なものではないと思いますがご利用下さい。(96/10/17)
そういや
養老孟司「考えるヒト」筑摩書房 (119p. あたり) を読んでたらなんとアラン・コンヌが登場してるじゃないですか。まあほんの1、2ページなんですが結構数学者の本質をついているようでおもしろい。神経生理学者シャンジョーとコンヌの対談がネタ元になってるらしいですが、あいにくと出典は書いていない。どなたかご存じないですか?
佐藤先生より出典を教えていただきました。('96/12/2)
シャンジュー・コンヌ『考える物質』、浜名優美訳、産業図書
にしてもフツーの本に数学者が登場するのは極めてめずらしい。
そういえば学会の時に平積みになっていた新書判で数学者が主人公で舞台も数学者ばかりという推理小説があった。もうタイトル覚えてませんが、これもめったにないことですね。
G. Benkart から来年(1997年)の1月に California で(MSRI?)表現論の集会があって Howe と Kostant が連続講義を行なうという話を聞きました。しかし AMS のカレンダーを見てもそれらしきものはない。数学会の時期と丁度重なっているのですが、確か数学会の前か後の1週間という話でした。どなたか情報をお持ちですか?
4月にある MSRI の集会とは関係がないと思うのですが。(1996/10/3)
都立大の学会に行ってきました。今回は数学そっちのけで世俗のことに忙殺された気がします。世俗といっては何ですが、数学者も集まって話をするのは最近は大学院重点化のこと(と大学院生のレベルの低下の愚痴)、科研費のこと(とその愚痴)ばかりですね。肝心の数学のことを話した記憶があまりない(大山さんと1分ぐらいは話したかも)。
50周年記念講演の上野先生のお話もその種の話題で幕が開けました。確かに「文部省が必要最低限の経費を渡さないで科研費を増やしている」という批判は同感です。でも結局は時間切れだったのでもう少し先まで講演の内容も聞きたかった気もしますねー。
そういえば吉田正章先生@九大が超幾何祭のTシャツを販売していました。超幾何級数が漢字で書かれているというシュールなもので人気があったようです。西山が手に入れようとした時丁度売り切れたのはやはり「超幾何とはかかわらないように」という親父の遺言のせいかも知れません。(^^;;
いろいろと情報も入ってきたりしましたがプロジェクト研究がらみのものはそちらで御覧下さい。その他のものはそのうちにぼちぼち書きます。(96/9/18)
今野さん御夫妻の結婚記念写真。
数理科学の八月号は量子論の特集ですが、岡本先生が表現論と経路積分に関して寄稿されています。
('96/7/23)
「パリティ」の最新号にウィグナーの仕事の紹介が出ています。もちろん物理屋さんから見たウィグナーということですが、表現論とも関係が深いので興味ある人はどうぞ。西山はまだ手に入れてませんので、手に入れたらもう少し詳しく書きます。
('96/7/17)
チェックするのが遅かったですが Casian の KL conjecture for affine Lie algebra の論文が Adv. in Math. の5月号に出てましたねー。いろいろと取りざたされたりしてましたが、ようやく preprint の状況から脱したようです。総計70ページを越え、最後には added in proof として脚注の群がついています。
もっとも西山には内容は理解不能で読んでませんから、かなりいいかげんな発言です。
ちなみに柏原-谷崎の結果は言及はされていますが、 reference には挙がっていませんでした。また negative level の方も preprint (to appear) になっていましたので近々出版されるのでしょう。 ('96/7/5)
西山は全然知らなかったのですが、ついに
アメリカ数学 会がこの秋から電子雑誌「Representation Theory」を発刊するようですね。Managing Editorは D.Vogan, Editorial Board は A.Knapp, J.Lepowsky, G.Lusztig, D.Milicic and B.Speh.('96/7/4)
ホームページ http://www.ams.org/ert/ をご覧ください。
今月号の数理科学(7月号)は「特集・群論の再生」と題してなかなかいい特集を組んでいます。表現論関係では山田さん@北大も座談会なんかに出演していらっしゃるようです。しかししか〜し、
九州大学の今野さんがついに
参考までに表現論の研究集会のプログラムをここにあげておきます。
バンザイ \(^_^)/
('96/7/15)
松木さん@京大総人が来週(6/24--7/1)岡山理科大で集中講義されるそうです。題材は両側コセット分解の話で Lie 群の話を自然に織り込みたいとおっしゃってました。いよいよ岡山理科大も表現論のセンターぽくなってきました。この講義をきっかけに優秀な学生が育つといいですね。
そういえば青本先生が京大理学部の方で7月はじめに集中講義をされます。出席できるかどうかわからんけど、面白そうです。('96/6/21)
林孝宏さん@名古屋大学 がどうやら結婚されたようです。
松本さん@東大数理が '96 後期に京都大学に集中講義に来られるそうです。楽しみ、楽しみ。
プロジェクト研究から林原フォーラムに研究集会の助成金の応募をするようです。通るといいですね〜
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